お酒を飲む機会がある時に自分の体に自信がないときありませんか?自分の体が心配でちょっと弱気な気持ちでお酒の場に行ってしまうというのは、自分にとっても周りの人にとってもいかがなものでしょうか。
体に気を付けるのは大切ですが、アグレッシブに毎日を楽しんだり活動したりするためには、周りの人達にも楽しんで貰って、皆んなで楽しく気持ち良くお酒を飲みたいものです。
それでも、次の日には調子の良い体で動きたいものですし、ただ何も考えずに酔いにまかせてしまうのは良いとは思えませんよね。
Contents
二日酔い緩和・二日酔い予防対策 11選
楽しく飲んで次の日も楽しく過ごす為の、二日酔い対策をピックアップしてみます。あなたに合った二日酔い対策を見つける助けになりますように。
1、食事は未来の自分への投資だと心得る
アスリートやスポーツ選手はもちろんの事、結果を出す人達やそれを求められる人達、結果を出したい人達は、食べる物が将来の体や心をつくり、それが質の高い生活やパフォーマンスの素になる事を知っています。
とは言っても、当の本人達は、食事にそこまで神経質になっているという意識は持っていない事が多いようです。あくまで、パフォーマンスの質を上げる為の食生活であって、健康的な食生活の為に生活をしているわけでは無い、という事を自然と知っています。
自分の身体に無理を掛けてしまう事を理解しているので、普段から、自分の身体がその無理に耐えられるように調整しています。
食べた物は体の細胞を作る材料ですから、質の悪いものはそのまま自分の体の質の低下に繋がる事を感じています。
だからこそ自然に、食事の技術を身に付け、普段から能力の高い体を作っておいたり、身体の調子を調整する事の大切さを知っているのです。
2、酔う程度を把握する
自分の身体をスキャンする様にとはいきませんが、自分の身体の調子を自分である程度は把握できるものです。
こればかりは経験からしか学べませんが、どんな状態で何のお酒をどれだけ、どの様に飲むと、どれ位酔うのか、どんな酔い方をするのか、をある程度は把握しておきましょう。
酔っ払い過ぎては(それも面白いのですが・・・)、周りの人達にも迷惑を掛けてしまう事になりかねませんし、お酒の席でもTPOはありますので、ある程度のコントロールができる様にしましょう。
それはそのまま、二日酔いの防止に繋がります。
3、酔い防止のドリンクなどを摂るタイミング
夜にお酒を飲む予定がある場合、青汁やウコンなどを素にしたドリンクなどは、お昼頃に摂るのが良いようです。
そして、同じような物でも、出来るだけ素材に近いものを選ぶのが、ポイントです。
それは、そのドリンクなどで摂れる成分の特性などを知り、その品質や摂るタイミングにこだわりを持つという事です。
酔い防止のドリンクというわけではないものですが、お酒の合間にチェイサーのような役割で、「水」を飲むのも酔いの調整という意味でも、お酒や食事の味を楽しむ為にも良いですね。
そしてそれは、二日酔いの原因の1つである「脱水症状」を防止する事にもなります。
4、アーモンドを食べておく
アルコールを代謝するために多く消費される栄養素の1つに、マグネシウムがあります。
しかもマグネシウムは、日本人の1日平均摂取量をみると、1日に摂取する推奨量に達していません。ただでさえ足りていない上に、お酒を飲むと消費されてしまうので、あらかじめ摂っておくと良いというわけです。
マグネシウムを多く含む食べ物は、食べやすいところで、アーモンド・バナナ・納豆などがあります。
お酒を呑むとわかっている日は、朝はバナナや納豆を食べて、呑む前にアーモンドを口に放り込むなんていうのも良いのではないでしょうか。
ちなみに、マグネシウムはストレスでも消費されるので、憂さ晴らしのお酒は特に用心した方が良いですね。
5、レバーなどの臓物を食べる
体の弱っているところと同じ部位の食材を食べると良いという考え(同物同治)があります。これは、中国の医食同源に基づいた考えです。
その考えからすると、お酒で負担をかける肝臓と同じ部位のレバーを食べると良いという考えです。
栄養学的な見方でも、レバーは、疲労回復に必要なタンパク質や、アルコール代謝に使われる亜鉛や鉄なども豊富に含まれているので良いといわれています。
それであれば、他の内臓もという事で、ホルモン焼きやもつ鍋なども良いのではないでしょうか。
6、八宝菜やチゲ鍋を食べる
八宝菜は、二日酔い予防に良い食材の組み合わせの料理だといわれています。もちろんお店によって内容は変わりますが、一般的なところでご紹介します。
イカにはタウリンが含まれています。
豚肉・うずらの卵・エビ・椎茸などからは、ビタミンB群が摂れます。
タウリンは、アルコール分解を助け、肝臓の機能アップに効果があるといわれています。水溶性なので、煮汁ごと食べる八宝菜はもってこいですね。
チゲ鍋は、腸内環境を良くする要素を持っています。チゲ鍋のキムチは発酵食品で乳酸菌(賛否両論あります)が、豆腐にはタンパク質、豚肉にはビタミンB1、野菜にはオリゴ糖や不溶性食物繊維があります。
腸内環境を守ることで、お酒や寝不足で疲れた体の疲労回復や免疫力低下などのカバーします。
→酵素の効果は嘘!?酵素をとるのではなく、増やす方法4選
→腸内環境を整えるために知りたい、第2の脳」と呼ばれる腸の7つの働き
7、せめて、きゅうりや大根・らっきょうをつまむ
二日酔い防止で基本的なところで、空腹で飲まない事です。
アルコールは、胃で吸収されます。
胃が空っぽであれば、アルコールは直ぐに吸収を始め、血中アルコール濃度が高くなります。
それでも、お酒を飲む時には食べたくない人もいますよね。それなら、せめてキュウリの漬物やらっきょうなどをつまむのはどうでしょうか。
キュウリや大根には、ADH(アルコール脱水素酵素)という成分が含まれていて、アルコールの分解を助け、肝臓の負担を軽くしてくれます。
らっきょうには、アリシンという成分が含まれていて、アルコール分解に使われるビタミンB1の吸収を助けてくれます。
アリシンは、玉ねぎやニンニクにも含まれていますが、加熱や水にさらす事で壊れてしまうので、らっきょうの漬物が良いというわけです。
ただ、加熱殺菌してあるらっきょうでは、あまり意味がありませんので注意が必要です。
8、つまみは、ポテチより枝豆
お酒を飲んでいると、塩気の効いたポテトチップスが出て来ると美味しそうで、誘惑に負けそうになりますが、そこはスルーして、せめてフライドポテトにしましょう。
なぜなら、お酒で肝臓に負担をかけているところに、追い打ちをかけて肝臓に負担をかけるものを摂らないようにしたいからです。
その、お酒以外で肝臓に負担をかけるというのは、「酸化した油」です。
オリーブオイルで揚げてあるポテトチップスなどもありますが、スナック菓子のポテトチップスの多くは酸化しやすい油で揚げられています。ポテトチップスは薄いので、油の量が多く、同じ量のフライドポテトと比べると、約3.5倍にもなるといわれています。
ポテトチップスは限らず、揚げ物よりは揚げていない食べ物の方が肝臓への負担は少ないと言えるでしょう。
つまみでも、よく出てくる枝豆は、揚げていないですし、アルコールで消費してしまうビタミンB1が含まれているので、オススメです。
9、飲んだ後のシメ、ラーメンよりは味噌汁
お酒を飲んだ後のシメにラーメンは鉄板ですが、翌日のコンディションにはよろしくありません。それは、消化不良による気持ち悪さの原因です。
お酒を飲んだ後にラーメンが食べたくなる理由に、体が塩分を欲しがっているからだともいわれています。
そこで、ラーメンの代わりに味噌汁を選ぶという事もできます。
なんだか少し残念な気もしますが、水分補給と消化不良対策とメタボ対策になります。
または、気にせずラーメンでシメても大丈夫!という体作りを普段からしておくのも良いですね。
10、二日酔いになったら青汁を飲む
ちなみに青汁は、二日酔いになってしまった時に飲むのにも良いようです。
青汁によく使われるケールには、「グルコラファニン」という成分があり、アルコール分解に有効だといわれています。グルコラファニンは、「スルフォラファン」という成分になり、二日酔いの原因の1つのアセトアルデヒドの分解を促進する効果があるといわれています。それは、ウコンのクルクミンよりも強力だといわれています。
普段から青汁や酵素ドリンクなどを飲んで、腸内環境や内臓の調子を整えておく事も二日酔いになりにくい体作りに良いといわれています。
11、翌朝、白湯や蜂蜜を摂る・朝食を抜く
一般的には、朝昼晩の3食しっかり食べましょう。というのが、マニュアル通りの教えです。
しかし、二日酔いで気持ちが悪い時、それは胃腸が弱っている場合も多いのではないでしょうか。そんな状態で、朝から食べ物を胃の中に放り込むのは、胃腸に負担をかけますし、集中力を欠いたり眠気の原因にもなります。
そのような朝は、朝食を抜いてしまうのも1つです。
「抜く」といっても、胃腸の消化や代謝に負担がかからないように、固形物を避けるくらいの意味です。
例えば、まず白湯を飲みます。温かいお湯で胃腸を温めて水分補給をします。その後に、固形物でないけれど栄養が摂れる物を食べます。お味噌汁やスムージーや野菜スープ、蜂蜜なども良いです。
そしてその後、コーヒーや紅茶でスイッチを入れる、などというのも良いのではないでしょうか。
コーヒーにミルクを入れるのであれば、コーヒーフレッシュのようなものよりも、本当のミルクを使う事をおすすめします。
そうやって、胃腸にあまり負担をかけずに水分と栄養補給をします。きっと、昼頃にはお腹も空いてスッキリしてきて食欲が湧いて、美味しくランチを食べられる事が多くなってくる事でしょう。
→白湯の効果と作り方、そして白湯+αのレシピ4選!
→知ってた⁉︎ 蜂蜜の驚くべき美容・健康効果12選!!
→コーヒー豆の出がらしを使いきる!コーヒー豆の再利用法8選
二日酔い対策11選まとめ
いかがでしたか?
どれもそれほど難しいものではなく、ちょっとしたポイントを押さえたり、心掛けるだけでできる事ばかりです。
お酒の場は、あまり細かい事を気にしないで楽しみたいですからね。
注意点として、何かしらの疾患を抱えていない事を前提にしています。そして、栄養学という意味ではなく、経験則から書かれていますので、科学的根拠が無いものが多いです。それを踏まえた上で、あなたの二日酔い予防対策の参考にしていただけると嬉しいかぎりです。
関連記事
◾︎コーヒーは体臭を抑えるのか増やすのかどっち?
◾︎音楽とココロとカラダの関係、自律神経に良い音楽の特徴3選
◾︎自然の力って凄い‼︎ 蜂蜜とシナモン‼︎ その効果15選
◾︎そのイライラや不調は、浅い呼吸のせいかも⁉︎呼吸こそ日々の積み重ね、簡単な2つのポイント
こちらも合わせてお読みください→Mellow Breathの使い方
→編集部NOTE : メローブレス 3つの裏テーマ
参考文献
『仕事で圧倒的な成果を残すハイパフォーマーが実践する 飲食の技術』ながい かよ (ベクトル印刷株式会社)2015年