なんだか調子が悪い!イライラする!漠然と不安定な気分・・・。もしかしたら、呼吸の仕方が原因かもしれないんです。
基本的に、呼吸しているから生きていることができます。当たり前過ぎて、意識していない人が多いのではないでしょか。
「正しい呼吸は、あらゆる健康法に勝る」と言われているように、この当たり前の呼吸が、私達の身体のパフォーマンスを上げるための重要な鍵だという事は、知っている人には当たり前の事です。
呼吸こそ毎日の積み重ねの象徴ともいえます。
呼吸は、日常的に当たり前のようにあって、磨けば光るダイヤモンド、いや磨かなくても光っているけど見えていない、または観ようとしていないだけの、ダイヤモンド以上に価値のあるものの1つです。呼吸しないと生きているのは難しいのですから当然といえば当然です。
どちらにしても、呼吸の力を知る事で、当たり前のように感じている日常の質を気軽に上げていきましょう。
ちなみに、高地トレーニングやインドヨガや太極拳などで呼吸のトレーニングをしている人は全く読む必要がないです。「呼吸」という事に意識を向けてみると良いかも!という思い出書いていますので、よろしくお願いいたします。
呼吸を意識する人達
呼吸をとても意識する分野の人達がいます。どのような人達が呼吸を大事にしているのでしょうか。
アスリート
スポーツ選手の身体作りや、試合中などのスタミナ維持や動きのレベルアップのための呼吸の仕方があります。
心も体も極限に近づきやすい格闘技などでは、相手の呼吸を読んだり、打撃などの衝撃やストレスを緩和するため、逆に相手により強い打撃を与える為にも意識されます。
例えば、息を吐く時には力は入れやすいですが、息を吸う時は力を入れにくく瞬時に体が動かしにくく反応が遅れてしまったりします。
呼吸が乱れるだけでも、息を吸ったり吐いたりするだけでも、体にも心にもにいろいろな影響を与えます。気功や太極拳の達人などは、ものすごく静かに深い呼吸をするようです。呼吸の量が少ないのに体にちゃんと酸素が行き渡るといいます。
日本の武術など、ロシアの軍隊格闘技で良く知られるシステマ、ブラジルのグレイシー柔術など、世界中の格闘技で呼吸は重要視されています。
ヨギ(ヨガをする人)
ヨガといえは、ストレッチと呼吸法ですが、そのようにヨガで呼吸は、ヨガがヨガであるための重要な要素とされています。
呼吸は生命エネルギーに影響を与え、呼吸の仕方で、心や体の機能を向上させる事ができるという考えです。
ミュージシャン
歌うたいやトランペットやデュジュリドゥ(循環呼吸法を使う民族楽器)などの楽器は、呼吸がとても重要な事は、想像しやすいのではないでしょうか。それでも、想像する以上にもっともっと呼吸は歌声や楽器の音色やその歌や演奏に影響します。
他にも、身体的なパフォーマンスを高める事を要求される人達にとって、呼吸は重要な要素です。
最も簡単な呼吸法とは
呼吸が、体や心に強く関わっていて大切な事は確かのようです。
そして、呼吸法というのはいろいろあります。よく耳にする複式呼吸だったり胸式呼吸、格闘技システマの様に鼻で吸いながら体に力を入れて口から吐く時にリラックスなど、それぞれの呼吸法にはそれぞれのやり方があって注意点などもあります。
簡単で基本的な事から始めましょう。
鼻呼吸をすることです。
は?と思いますか?
ところが、この現代では、知らず知らずのうちに呼吸が口呼吸になってしまっている人がとても多いといわれています。ですから、まずはちゃんと呼吸をすることからやってみましょう。
1、気がついたら、ゆっくり深めに息を鼻から吸う
上手く息が吸えない場合は、
姿勢を整えて、口から息を吐ききって、ゆっくりと鼻から吸ってみて下さい。
指先など、体の隅々まで酸素が行き届いている感覚があるのではないでしょうか(個人差はあります)。
特に、難しい呼吸法をしなくても、この、呼吸をちゃんとするという事を普段から気を付けるだけでもずいぶん調子が良くなると感じてくるはずです。ただ、これは短期的なものです。酸素を効率よく体中に運ぶにはそれなりのやり方があるようなので、まとめれるようになったらまた書きたいと思います。
呼吸が浅いとどういう影響が?
浅くなる原因
1、姿勢が悪い(特に猫背で、肺や胃が圧迫されていたりすると浅くなりがち)
2、緊張している時
3、せわせわ忙しい時
4、ストレス
5、運動不足
6、作業に集中している時
などが原因で、呼吸が浅くなってるというか、慢性的に呼吸の仕方が悪くなっている事が多いといわれています。
それは結果的に、呼吸が浅いという表現より、酸素が体中にちゃんと届いていない、という意味の方が合っているかもしれません。
浅くなる事での影響
1、イライラや不安になる
2、集中力の低下
3、自律神経のバランスが崩れやすくなる
4、動悸の原因にやる
5、代謝が落ちる
6、肌の老化
7、睡眠不足や睡眠の質の低下
といわれています。
緊張している時などは、意識してゆっくり口から息を吐いてから鼻から吸うと、深いところまで呼吸がしやすく、心も体もほぐれやすく柔らかくなります。緊張したり、恐怖で体か強張っていると感じたら、呼吸を意識していきを吐いて、ゆっくり深く呼吸をしてみましょう。
先ほども書きましたが、正しい呼吸で体ができてくると深呼吸自体必要なくなるようです。深呼吸がしたくなるのは、呼吸の仕方が余る良くないからとも言われています。深呼吸をしても酸素が沢山採りいれることにはならないという情報もあって、大切なのは正しい呼吸法で酸素を体に取込む能力を上げることが根本のようです。
呼吸で気をつけることまとめ
お金も時間も掛からないし、特に難しいことも無ければストイックさもいりません。
姿勢と呼吸に少し意識を向けるだけです。
少し背筋を伸ばして、ゆっくり深い呼吸をする。例えば1日の中で、朝、仕事の休憩の時、夜に何回かずつやってみましょう。きっとそれだけでも良い効果を感じれるのではないでしょうか。
そして良い効果を感じて、もっとちゃんとやってみたくなったら、太極拳やヨガなどの呼吸法を学んでみるのが良いかもしれませんね。
「呼吸」にはいろいろな考え方があるようですが、少し意識して学んでみてはいかがでしょうか。
注意:心肺機能や血管に疾患を抱えている場合は、呼吸の深さで動悸などの原因にもなります。無理の掛からない程度にするか、かかりつけの医師にアドバイスをもらいましょう。
おまけ:実は、呼吸の深さは対人関係にさえ影響力があるとも言われていたりします。
おまけ:呼吸は浅い方が良いという考えも存在しています。まとめれるようになって書いたらアップします。
2021.10 更新
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