自然の中には、1/f ゆらぎがあらゆるところにあるといわれています。
1/f ゆらぎは人工物にはあまり無いもので、ヒトの心を癒す効果があるようです。
まだまだ謎の多い1/f ゆらぎですが、ちょうど当サイトの「Mellow」のイメージはこのゆらぎが生み出すような感覚をイメージしたものでもあります。
その「1/f ゆらぎ」とは、どういったものなのか、まとめてみます。
規則性と意外性の1/f ゆらぎ
自然の成り行き…、例えば、ロウソクの炎の揺れ方・波の寄せては返す音・小川の水の流れ・木漏れ日の揺れ、この不規則な揺らぎがまさに1/f ゆらぎそのものです。
規則的でありながら不規則・不規則でありながら規則的といった感じです。もう少し言い方を変えてみると、ちゃんとした基盤や規則のうえに、不規則性がある状態です。それは、自然が作り出すものがいびつなように見えて実は不思議な規則性があるとのことから考えると自然なことのよう。
期待性(規則性)と意外性が、拮抗している状態とも表現されたりもします。
1/fゆらぎの影響力
花と花瓶の実験
部屋の中の花瓶の花に、約1ヶ月間自然音(小川の水の流れ など)を聞かせた場合。ほぼ同じ環境下で自然音を聞かせなかった花よりも、花の綺麗に咲いている期間も長く、花瓶の中の水も綺麗なままだった。という実験結果があります。
これは、植物にだけでなく水への影響によるところが大きいのではないかともいわれています。
骨と細胞
1/f ゆらぎの自然音は、身体中の約60兆個あるといわれる細胞1つ1つを振動させるといわれています。
さらに、音というものは骨の中で伝わりやすい性質があります。
そのため、1/f ゆらぎの音は、ヒトの約70%を占める水分だけでなく、細胞や骨に伝わり、体のすみずみまで良い効果を与えるといわれています。
自律神経が整いやすい
ヒトの細胞が発している電気信号のリズムや心拍のリズムも1/f ゆらぎだといわれています。
ところが、現代の環境下では、あらゆる器械音、エアコンや家電や電子機器の音に影響を受けます。
そこで、1/f ゆらぎである自然音を多く聴く(浴びる)事で、体内の細胞や水分などのリズムに1/f ゆらぎの影響を与えます。体内のリズムは自律神経がコントロールしているので、逆に自律神経を整える事になるという考えもあります。
声の魅力
代表的なところで、美空ひばり・宇多田ヒカル・松任谷由実・徳永英明・ジャパネットのタカタ社長などの方々の声は、1/f ゆらぎを持っているといわれています。
これはもう、説明要らないかもしれませんが、とてもヒトを惹きつける素晴らしい声です。
これらのことから、1/f ゆらぎは、あらゆる意味でヒトに心地良さを感じさせている事がわかります。
1/f ゆらぎのまとめ
どうやら、自然のものの多くは1/f ゆらぎを持っているようです。
そして影響しあっている事がわかります。しかも良い影響を与えあっているようです。
当たり前の事かもしれませんが、ヒトも動物で自然のものとすれば、海や山や森などの自然に包まれるような所に行って(行かなきゃいけないのが不自然なのですが)その自然の中で、視覚・聴覚・触覚で1/f ゆらぎを感じる事で、リラックスやエネルギーを感じるのはごく自然な事。
部屋の中を自然を感じれるものを視覚・聴覚に触れるもので演出して、たまには大自然の中に出かけるのが良さそうです。
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