なかなか眠れないときに、「音楽をかけたら良い」とか、「音楽が睡眠に良い影響がある」、なんて言われたりするけど、実際どうなんでしょう。
睡眠に良い効果を与える音楽や、その聴き方をチェックしてみましょう。
質の良い睡眠をもたらす音楽とは?
1、あなたの睡眠に良い効果を与える音楽とは、あなたの脳波をα波(アルファー波)又は、θ波(シータ波)に導いててくれる音楽です。
脳波は大きくは5種類に分けられるのですが、その中でも、まず脳波をα波に変える事は、心身をリラックス状態にする事になります。というより、リラックス状態になるとα波になる、という事でもあります。
そして、うとうとまどろむ時には、θ波が発生します。
基本的に、音は脳に刺激を与えるので、眠る為の音楽は、リラックス状態に導くために使う、と考え方が良い選択です。
2、選曲
落ち着いた曲
テンポのゆっくりとした曲が良いです。そして、リズムがあまり変化しない曲。
例えば、4拍子の曲なんだけど、三連符や変拍子が入ってきたり、シンコーペーションが多様されていたりしないで、シンプルに4拍子が繰り返される曲が良いです。
あなたが、聴いてリラックスできる曲
曲によって感じる気分やイメージは、人によって様々です。人に勧められたから、ではなく、あなたが「あ〜、落ち着くな〜」と感じる曲を選びましょう。
そして、その日その日によっても、その落ち着く曲が変わる事も多いので、何曲か決めておくと良いでしょう。
歌詞が入っていない曲
言葉は、無意識にも入ってきてしまいやすいので、脳に言葉の影響を減らす為にも、歌詞が入っていない曲の方が良いでしょう。
人の声が無いと落ち着かないのであれば、言葉の意味が分からないものやスキャット(ララララ〜みたいな意味の無い音の歌声)のものがおすすめです。
自然の音
波の音・小川の水の流れの音・森の中の鳥などの音・雨の音など。
自然の中に在る音は、「1/fゆらぎ」を持っています。「1/fゆらぎ」は、ヒトの心拍や目の動きなどの生体リズムととても良く似ていて、脳波のα波もその1つといわれています。
ココロやカラダを癒してくれる効果があるという研究が多く報告されています。
→■1/f ゆらぎの音・声・光とその効果はとても自然なものだった!?
良い睡眠の為の曲の聴き方
1、音楽の音量
基本的に音は脳に刺激を与えるものですから、小さな音が良いです。ただ、小さすぎるとそれを聞こうと集中してしまったり、別の力みが入ることにもなりかねないので、睡眠の為の音楽の音量は、図書館にいる時の耳に入って来る音の感じを目安にしましょう。
ところが、穏やかでメローな曲なら、大きな音に包まれている方が心地良いという人もいます。一般的な理論では音は小さい方が良いのですが、感受性はひとそれぞれですから、あなた自身が心地よく寝れればそれが正解です。
2、音楽をきく時間帯
眠る前の、だいたい30分〜1時間を利用するのが良いとされています。
それと合わせて、脳に強い刺激を与えないように、PCやスマホやタブレットは使用を止めて、仕事や勉強の事も考えるのを止めましょう。
眠っている時は、音楽は無い方が良いですから、眠る頃には音楽が止まるようにしましょう。
曲のきき方ですが、あまり気にし過ぎは逆効果ですが、これらのだいたいのポイントを押さえておくと良いでしょう。
質の高い睡眠と音楽のまとめ
いかがでしたか?
質の高い睡眠をもたらしてくれる音楽がどのような音楽か、そしてその聴き方をご紹介しました。
リラックスできる音楽や環境の中で心身がリラックスして、まずはあなたの脳波がα波に切り替わりっていきます。そして、徐々にウトウトしていき、眠りに着きます。
ただ、もう1つ重要な事があります。
質の良い睡眠の為には、昼などの時間に、活発に動き行動し頭を使う事も大切です。
今日1日何かの働きをした事の充実感というのも、質の高い睡眠の最高の要素の1つです。
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