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腸内環境を整えるために知りたい、「第2の脳」と呼ばれる腸の7つの働き

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腸は考える?その働きとは。

腸内環境を整える方法とか食べ物などがありますが、その前に、腸内環境とは何でしょうか。

腸内環境が良いとは、どういう事などでしょうか。

腸の働きを知らずに、どう環境を整えて良いのかも分かりません。

まず、あなたの腸がどのような働きをしているのかを知って、自分で自分の腸が働きやすい環境を整える事ができるようになりましょう。

腸は、第2の脳とも呼ばれています。どのような働きをするのでしょうか。

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1、消化

胃から来た食べ物を、蠕動運動(ぜんどう運動)・分節運動(ぶんせつ運動)・振り子運動で機械的に消化します。

そして、消化酵素によって、デンプン・脂質・タンパク質が科学的に消化されます。例えば、脂肪などは脂肪酸とグリセリンに分解されます。

消化の多くを腸が担っています。腸が上手に働かないと、動きが悪かったり消化酵素が弱かったりと、食べた物が消化不良になってしまいます。

2、吸収

消化されてできた、糖類・アミノ酸・脂肪と無機質(ミネラル)・ビタミン・水分などを吸収します。飲み込んだ空気も吸収します。

吸収された栄養素は、体中に運ばれます。

栄養素のほとんどは、腸で吸収されるので、腸が上手に機能しないと、吸収できずに排泄されてしまいます。

3、合成(ビタミンなどをつくる)

腸内細菌によって、ビタミンB2(リボフラビン)・B3(ニコチン酸・ナイアシン)・B5(パンテン酸)、B6(ピリドキシン)や葉酸、酵素などが合成されます。

腸内細菌のチカラです!

4、代謝

代謝酵素も腸でつくられていると言われてます。

食品酵素を含む食べ物を食べると、消化酵素と腸内細菌の働きによって、代謝酵素ができ、そして、代謝酵素と栄養素が結合する事で血中に摂り込まれ、体の必要な場所で使われてくといわれています。(食べ物からの酵素の効果は諸説あります)

5、解毒

胃から届いたものを、体内に摂り入れて良いものか悪いものかを判断します

毒素や有害なものが来ると、腸の免疫機能がブロックします。ブロックしきれなかったものを、肝臓に送って解毒します。(腸が上手く機能しないと、肝臓に負担がかかることになります。)

そして、腸壁から多量の腸液を出して毒素や有害物質を外に出します。

毒素や病原菌や有害物質から腸や体を守るために、腸には800種類以上、1000兆個以上もの腸内細菌が住み着いていて、強い免疫機能を形成しています。

この免疫機能が強固であれば、多くの病気を防ぐ事ができます。

6、排泄

必要なものを摂り込み、いらないものをより分けて、残ったものや有害物質を体外に出します。

腸は、縮んだり緩んだりする蠕動運動によって内容物を運びます。

この動きが悪いと、腸の中に不要なものや有害なものが、長時間溜まることになります。

そうなると…
便が固くなる➡︎固くなると腸内の動きが悪くなり腐敗が進む➡︎悪玉菌が増え、さらに便を腐敗させることになり、有害物質を発生させてしまいます。

ここで、やっぱり蠕動運動で有害物質を外に出したいのですが、動くには不十分な状態なので、排泄できずにその有害物質は腸から吸収されてしまいます。

有害物質が吸収され全身にまわると、全身の機能が低下して、いろいろな体の不調が出てきてしまいます。

7、免疫

腸は「体内で最大の免疫器官」とされています。

腸には、全身の60%〜70%ものリンパ球免疫細胞が集まっていて、進入してくる敵?と戦っています。

腸は、体内でありながら、体の外のものと接する臓器の1つであり、体内・血中に外から来たものを摂り入れるか否かの関門、水際のような場所です。

この、腸の免疫機能を優秀で強いものにすることが、体を守ったり、強くするための要となりそうです。

「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンというホルモンが腸内でも作り出されています。

腸でつくられたセロトニンは脳内には入れないこともあり、脳内のセロトニンとの相互関係や、自律神経、ココロの健康との相互関係がある事が分かっていて、研究が進んでいるとのことです。

第2の脳と呼ばれる理由の1つ「脳腸相関」

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脳と腸のつながり

脳と腸は、自律神経・ホルモンやサイトカイン(ホルモンとは区別されているがはっきりとした区別はない)などの情報伝達物質を通して、お互いに影響を及ぼしあっています。良い時も悪い時も、お互いに影響し合うのです。

腸は、私たちの感情や気分などにも大きく関係しています。腸は独自の神経系を持っていて、脳からの指示がなくても独自に判断をして臓器を働かせます。

そして、腸から脳に送られる情報を、脳は感情として受け取っているとも言われています。
腸への影響や腸の状態が、脳の感じる感情や、身体の調子を変化させています。セロトニン(幸せホルモン)は、脳には2%しかなく、腸には90%集まっていると言われています。

簡単に言うと、何を食べたかで気分が変わるし、その気分が変わるのは直接的に腸がそうしている、ということです。

逆に、脳が緊張したりストレスを感じるとお腹が痛くなったり、トイレに行きたくなったりします。ピリピリイライラして交感神経が優位になっていると、消化など腸の機能は抑制されるし、落ち着いていたり休息の時は副交感神経が優位になって腸の機能が活発になったりします。

腸の状態や、腸の判断、腸の働きが、脳に対して大きな影響があって、お互いに影響し合っているというのが、他の臓器にはない腸の大きな特徴の1つということです。

腸の働きまとめ

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いかがでしたか?

腸は、門番やセキュリティのような働きをしているようです。

口に入れるときは、それなりに意識して選んだものを食べます。

あまりにひどいものを食べると、喉や胃が受け付けません。

でも、そこを通り抜けてしまったものを、体の内(血中や体細胞)に摂り入れるかどうかの選別をする・摂り入れるものは分解・自分達の仕事道具も自前でつくる。

そして、摂り入れないと判断したものは、解毒したり、追い出したりする。

とてもハードで責任のある重要な仕事を担っている事が分かります。

この頑張り屋な腸を、助けバックアップするための環境を整えてあげることが、腸内環境を整えることにほかなりません。

関連記事
「腸内細菌のビフィズス菌5つの働き、ビフィズス菌を増やす食べ物9選!」

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Kazuya

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こんにちは。ブログやプロフィールで自分なりの考えを綴っているので、そんな人間が書いてるのを踏まえて読んでやって下さい。
ちなみに、プロフィール写真の我が子は現在高校生になっています。

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