青汁とグリーンスムージー…。
あれ?違う飲み物らしい。どう違うのか気になります。でも、グリーンスムージーの「グリーン」の部分が、青汁とほぼ同じような意味のようです。
同じようなものでありながらも、やはり違いはあるようです。
そこで、違いを3つピックアップしました。
1、栄養価の違い…は、材料の違い
グリーンスムージーと青汁の大きな違いは、グリーンスムージーには果物を入れる事が多いという事のようです。
そして、この果物の栄養価が違いとしてあります。
グリーンスムージーも青汁も、使う材料によって栄養価が違うので、グリーンスムージーと青汁で違うというより、使う材料によって違いがでる考えるのが自然です。
ただ、それぞれに使う材料に傾向があります。グリーンスムージーに関しては、こちらの記事にまとめてあるので、チェックしてみて下さい。
→■「簡単?美味しいグリーンスムージーから始める健康スムージーの基本」
基本的に、グリーンスムージーは使う材料が青汁に比べて多かったり、ミキサーを使うので、食感に少し粘や果実感があります。(使うミキサーによっても食感はかわりますが…)
グリーンスムージーは、その材料の多さと粘りとで、飲み物としては腹持ちが良く、いろいろな栄養が摂れるのと同時にカロリーが低い。という特徴があるので、朝食などの食事との置き換えダイエットに適していると言われます。
青汁でよく使われる材料3選
1、ケール
キャベツに似ている野菜で、栄養価の高さから「野菜の王様」と、呼ばれています。
日本では、北は北海道から南は沖縄まで、1年中栽培できる生命力の強い野菜です。
βカロテンは人参の約2倍あり、他にも、ビタミン・カルシウム・ミネラル・葉緑素(クロロフィル)・葉酸・たんぱく質・ルテイン・食物繊維などが豊富に含まれ、たくさんの栄養が詰まっています。
メラトニンも含まれています。「メラトニン」は、快眠をもたらしてくれると言われているホルモンです。
ケールの注意点
ケールにはビタミンKが多く含まれています。ワーファリン(血液が固まるのを防ぐ作用を持つ薬)を服用している場合は、ケールの摂取は控えましょう。
ワーファリンの効きが弱くなるそうです。
2、大麦若葉
大麦若葉はその名の通り、大麦の若葉(草丈20〜30センチ)
栄養は、ケールに負けずに、とても豊富で、ケールや明日葉よりも栄養バランスが優れていると言われています。
体に摂り入れる栄養素のバランスが良いというのは、体の調子を良く保つのに、とても大切な事です。
そういう点で、大麦若葉はシンプルに優秀な材料です。
3、明日葉
「今日、葉を摘んでも明日には芽が出る」と言われるほど、強くて発育が速いというところから、「明日葉」と呼ばれています。
明日葉には、「カルコン」という特有の成分があります。「カルコン」は、体の老廃物を洗い流す作用があるとされ、デトックスやむくみの解消に、役立つと言われています。
他にも、糖尿病によって、神経障害への影響が強いソルビートというものが生成されるのを、阻害する働きがあると言われています。今後、糖尿病による合併症の予防に役立つのではないかと期待されています。
青汁によく使われる材料を3つ挙げてみました。他にも、桑の葉などもよく使われますが、どれが正解というわけでないです。市販されている青汁はこの3つや桑の葉などを使う事が多いですが、青汁はこの材料しかダメだというわけではないです。それに、グリーンスムージーに上記の材料を使う事もあります。
繰り返しになりますが、大きく違うのは、スムージーにフルーツを入れる場合の、フルーツの持つ栄養の部分と言えるでしょう。
といわけで、グリーンスムージーと青汁の栄養価の違いは、それぞれの定義で違いがあるのではなくて、使う材料によって違いが出てくると考えるのが自然です。
2、味の違い
青汁は、ケールをベースにする事が多いので苦いとか不味い、と感じる事が多いようです。
最近は、大麦若葉をベースにしたり豆乳を入れたりする事で飲み易いものも出てきています。
青汁は、自分で作る場合は、すりつぶして絞ったり、ミキサーで砕いたり、ミキサーで砕いたものを濾したりするので、どの作り方をするかでスムージーのようにもジュースにもなります。グリーンスムージーは、スムージーとジュースを分けて考えるので、青汁はその点が少し違います。
→■「スムージーとコールドプレスジュースの違いは何?」
グリーンスムージーは、フルーツを使わなければ、材料が同じなら青汁と同じような味ですが、グリーンスムージーはフルーツを入れるので甘みあります。
この甘みが、大きな違いです。この甘みが、グリーンスムージーの置き換えダイエット効果の要素の1つと言われています。
フルーツの甘さ(果糖)に慣れると、お菓子などの間食を控えやすくなったり、味による満足感が感じられるので、置き換えダイエットの時に我慢という無理が軽減され、続き易くなります。
あえて、苦味による健康感を感じながら青汁を飲むか…、飲み易いグリーンスムージーでいつの間にか健康的なライフスタイルやダイエットな食生活にするか。
そんな違いが楽しめそうです。
3、イメージの違い
グリーンスムージーと青汁…。やはり、1番の違いというと、「イメージ」だと言えるでしょう。
先に書いた2つの違いも、イメージに乗った上での違いと言っても過言ではありません。
青汁は「緑の粉の既製品で、飲むと苦くて、まずい!けどすごく体に良いっぽい!」というようなイメージ。
グリーンスムージーは、「ミキサーで作るちょっとおしゃれっぽくて、ダイエットとかになって、健康にも良さそう」というようなイメージ。
もちろん、個人差はありますが、乱暴に行ってしまうとこのようなイメージの違いがあると思います。
ところが、実際の中身に大きな違いはないと言えます。
青汁も自宅で作る人もたくさんいますし、粉末の既製品のグリーンスムージーもあります。青汁にバナナなどのフルーツを入れて飲む人もいますし、フルーツ抜きのグリーンスムージー作る人もいます。
ということで、イメージが違うのです。素材から作るスムージーと緑の粉を水などに溶かして飲む青汁、というのはそれぞれのメジャーな作り方や使用方法によるイメージの話です。
ただ、やはりこのイメージというのは大切で、「青汁は苦いけど健康に良い!」と思って飲むから、美味しいと思えなくても続けられるし健康にもなれたりするし、「水に溶かすだけで手軽!」と思っているから続くわけです。粉末から作るのは、実際に手軽です。
グリーンスムージーだったら、フルーティなイメージがあって柔らかいイメージもある。ダイエットに良いというイメージがあるから、「素材から用意してちょっと手間がかかるけどそれがまた、良い感じのライフスタイルを楽しんで、おしゃれな感じで健康的な自分を演出してくれる」から、続けることができて、楽しくなる。
イメージって大切です。せっかくなので、このイメージを楽しんで、青汁とグリーンスムージーを飲み分けても良いかもしれませんね。
グリーンスムージーと青汁のまとめ
どうやら、単純に言ってしまうと、ものとしては違いという違いはあまりないようです。
ただ、一般的な青汁の飲み方は、既製品の青汁やその粉末を水などに溶かして飲みます。それだと、手軽で、内容もシンプルな飲み物といったものになります。
グリーンスムージーの一般的な飲み方は、野菜やフルーツをミキサーにかけて砕いた繊維質いっぱいの少しトロッとした食感のスープのような飲みものになります。
どちらも、植物の恵みをいただけるのでとてもありがたいものです。それをどういう摂り方(作り方でもあります)をするかが違いとして出てくるようです。その違いが、イメージの違いにもなっていると言えるでしょう。せっかくなので、そのイメージを楽しみましょう。
そして、その2つのくっついたような物もあります。粉末状のグリーンスムージーです。青汁のように手軽で、健康的で、グリーンスムージーの見た目も味もカラフルさを兼ね備えたものです。
基本的には素材から作ってるけど、毎日だとなかなか難しかったり、時間がない朝などに使ったり、青汁の手軽さで色々なフルーティな味を楽しみたいときに最適です。
青汁もクリーンスムージーも、何の素材で作るかで味も栄養価も雰囲気も変わりますので、自分の好みで、楽しく飲みましょう。
たくさんの野菜や植物などを発酵させてつくられた酵素ドリンクなども、似ている飲み物としてあります、それについては、こちらをチェックしてみて下さい。
→■「酵素の効果はウソ!?酵素を摂るのではなく増やす方法は?」
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