寝相が悪いのは別に問題ないと思っていたけど、どうやら良くないこともあるようです。
でもその前に、寝返りは必要だと言われているわけですよね?寝返りと寝相の悪との違いはどの辺りなのでしょうか。
「寝返り」と、「寝相の悪いこと」それぞれの違いは何でしょう。そして、寝相の悪さによる睡眠との関係、寝相が悪くなる原因やその対策をみてみましょう。
寝相が悪いと、どんな影響があるの?
ではまず寝返りをする理由はどのようなものでしょうか。
1、寝返りをするのは、血液循環が悪くならないように、床と体の接する部分を変化させるため。
2、体温の調整や発汗をしやすくするため。
3、その日に体に生じた体の歪みをとるため。
というように、気持ち良く眠るための大切な動きです。
ところが、それが度を越して寝返りが多くなりすぎると、寝相が悪い事になってきます。
それでは、寝相の悪いことが体にどういう影響があるのでしょうか。
1、寝違いになりやすい
2、腰痛になりやすい
3、血行が悪くなりやすい
4、顎関節痛やイビキの原因になる
などの原因になりやすいようです。あまり良い影響ではなさそうです。
といっても、特に実感がなければ問題ないのかな?ともいえなくもないですが、思い当たるフシがあるのであれば少し気を付けてみましょう。
そして、寝相の悪さの原因といわれているものは大きく分けて4つあります。
1、睡眠環境の悪さ
2、脳の働きの低下
3、自律神経の乱れ
4、疾患によるもの
この4つが、寝相の悪さの原因だといわれています。その中の、睡眠環境の影響についてをご紹介します。そして、子供の寝相の悪さは大人の原因とは違う事もあるようですので、そちらも合わせてご紹介します。
寝相の悪くなる理由
寝相の悪さの原因は、実は大人と子供では理由が大きく違うといわれています。
それぞれ、どういった違いがあるのでしょうか。
子供の寝相の悪さの原因
子供の寝相の悪さの原因は、身体を成長させる為だといわれています。
成長ホルモンは、寝ている間に分泌されます。その、成長ホルモンを分泌させる為に結果的に寝相が悪くなるようです。
「寝る子は育つ」とは良く言ったものですね。
そういう意味では、子供の寝相が悪いのは、特に気にしなくても良いようです。成長しているんだなぁ〜、と暖かく見守ってあげましょう。
つい気になって、子供が寝相悪く寝ながら動き回るのを、直したくなってしまうところですが、その眠りをあまり邪魔しないようにしましょう。逆に、安心して眠りながら動けるように、窒息や無理な体勢にならないように周りの環境を整えてあげるのが良いでしょう。
寝相の悪さを直したり、寝具などに気を付けるなどを始める時期としては、体ができてくる15歳頃からが良いといわれています。
大人の寝相の悪さの環境要因
布団や枕などの寝具、室温や湿度や音、服装が大きく睡眠環境に関わります。
1、枕
枕の高さや硬さは、呼吸や骨格に影響するといわれています。これは、実感されている方が多いのではないでしょうか。
睡眠中に、呼吸がしにくい状態になれば、体を動かしますから寝相は悪くなります。
呼吸をしにくくなる原因としては、一般的には枕の高さが高い人が多いといわれています。少し枕が高めだと、頭が持ち上げられて楽に感じる方が多いのですが、その体勢で長時間いると呼吸が苦しくなるようです。
枕の高さの基準は、姿勢を正して直立している状態と同じ頭と首の角度で仰向けに寝ている高さといわれています。
2、室温・湿度
眠っている間もエアコンを付けておくという事は、あまり多い事ではないかもしれませんから、室温のコントロールは難しいかもしれません。
それでも、布団や毛布やタオルケットなどや服装での調整はできます。
人は睡眠中は体温が下がります。夏は、寝る前にちょうど良い冷房でも、そのまま眠れば体は思ったより冷えてしまいます。
冬は、布団や毛布が暖かいものでないと寒くて良く眠れなかったり、暖房の付けっ放しは喉の調子が悪くなったり電気代の増加につながります。
湿気も、空気がジメジメしていたり、布団がジメジメしていれば寝苦しくなります。
逆に、乾燥し過ぎていれば、喉の調子が悪くなったり、皮膚のかゆみの原因になったりします。布団は、定期的に干したり、エアコンはつけっぱなしは避けるなどしましょう。
3、音
エアコンの音や、人の話し声、強風でバタバタ音がする、などの音が雑音に感じる人にとっては、睡眠を邪魔する原因で、寝相を悪くする原因にもなります。
ある程度の音は、逆に安心感につながる場合もありますし、周りがうるさくても気にならないのが一番良いですが、ある程度静かな環境は寝相の改善には大切です。
生活音などの雑音がきになるのであれば、耳栓という方法もありますし、音楽をかけてマスキング効果を利用するのも良いのではないでしょうか。
→良い睡眠のための音楽とその使い方、3つのポイント!を参考にしてください。
4、服装
眠るときの服装も、窮屈なものだと体の姿勢が制限されて余計に寝相が悪くなりやすいです。汗の吸収や通気性などの良い綿などの生地が良いでしょう。柔らかくゆとりがあるものの方が体に負担がかからなくて良いです。
環境によっては、アイマスクや耳栓などのアイテムも大切です。これらのアイテムも、質が悪かったり自分に合わないものだと逆に寝苦しくなりかねないので注意が必要です。
寝相の悪さの原因と対策4選、寝返りとの違い【睡眠 生活習慣】のまとめ
いかがでしたか?
寝相が悪い事は、質の高い睡眠への弊害になる可能性が高いようです。
どんな環境でも眠れるタフさを身に付けるのが一番ですが、なかなかそうもいかないのが現実です。
自分にあった枕や、眠るときに着る服など、ちょっとした調整でできる事から環境を整えましょう。そして、眠っている間の時間を有効に使えるようにしましょう。
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