子供の頃から身近にありながら、その力や食べ方など、意外と知られていないハチミツ。
実は、凄い力を秘めているって知っていますか?
あまり良く知らないというあなたに、ハチミツの力をお伝えします。
蜂蜜
蜜蜂達が花から蜜を集めてきます。そして蜂の巣の中に集められ、加工され貯蔵されたものを蜂蜜と呼びます。何の花から作った蜂蜜かで変わる香りや風味を楽しめて、その違いによって栄養価も変わることは以外と知られていません。
約80%が糖分でできています。冷えると固まりやすい性質を持っていて粘度が高くなったりザラザラしたりします。
蜂蜜は、スーパーフードの1つとしても知られていて、豊富な種類のミネラルや酵素・ポリフェノールなど、150以上の栄養を持つ自然総合栄養食品といわれてもいます。
「ハチミツの歴史は人類の歴史」という諺があるように、人の歴史上古くから食用や薬用などに使われてきました。昔からある自然総合栄養食品です。
1万年前には蜂蜜の採取が始まっていたとされています。そして、ギリシャ神話にも養蜂の神「アリスタイオス」が登場したりと、人々に重宝されて来た事が分かります。
蜂蜜の効能・ちから
1、疲労回復
蜂蜜のブドウ糖や果糖は、「単糖類」というもので、これ以上分解される必要がないので、胃腸への負担が軽く、素早く体に吸収され、エネルギーに変換されます。
筋トレや運動後、仕事などで疲れた時に蜂蜜は最適です。スポーツの場で、レモンの蜂蜜漬けは良く使われています。(レモンのクエン酸にも疲労回復の効果があると言われています。)
2、脳の活性化
蜂蜜のブドウ糖は、直ぐにエネルギーになるということで脳の回復に良く、活性化や機能アップに期待できます。
子供の脳の発達に良いとも言われ、集中力を高めたり頭の回転を良くするのを助けてくれるようです。老人の痴呆にも効果があると言われています。
3、肌の美容効果
蜂蜜は、肌の保湿などの効果があり、肌をしっとり綺麗にする効果があると言われています。抗酸化作用があり、パックなどでスキンケアに使われたりもします。ニキビにも効果的とされ、唇のリップに使うなど、唇の荒れにも効果が期待できます。
強い抗酸化作用は、活性酸素を除去してくれるので、アンチエイジング効果も期待できます。体の内からも外からも綺麗にしてくれ、クレオパトラも愛用していたと言われていたり、美容アイテムとしても蜂蜜はとても優れていると言えます。
4、強力な殺菌作用・傷の治療
蜂蜜には、強力な殺菌効果があるといわれています。2つの作用があり、高濃度の糖分による細菌の繁殖を抑える作用と、グルコン酸という成分による殺菌消毒作用です。ちなみに、グルコン酸は医療現場でキズ口や医療器具の消毒に使われています。
傷の治癒を早め、傷跡を残りにくくする効果も期待できます。火傷の治療などにも使われることもあります。
5、咳止め
風邪をひいて、咳が止まらないような時に、蜂蜜は有効だと言われています。蜂蜜の強い殺菌力が、呼吸器系細菌の増殖を抑えてくれたりするようです。
痰の切れを良く効果も期待できます。保湿効果もあり、喉の粘膜を守ってくれたり、痛みを和らげてくれるといわれています。
6、口内炎の治療・口内のケア
口内炎の治療は口の中を清潔にすることが1つ挙げれますが、口内炎に塗ったり、蜂蜜を溶かしたお湯などでうがいをしたりすると、蜂蜜の殺菌消毒で、口内炎を抑えるのに効果が期待できます。
口内炎の原因の1つに、ビタミンB1やビタミンB2の不足があります。蜂蜜を食べることでも、蜂蜜に含まれる、ビタミンB1やビタミンB2が口内炎の治療効果に期待できます。
蜂蜜には保湿効果もあると言われています。冬など、乾燥している時期には、蜂蜜を溶かしたお湯でうがいをしたり、喉に蜂蜜を塗ることで、殺菌消毒と保湿効果が期待できます。
7、保存力が強力
蜂蜜の殺菌消毒作用もあり、保存環境や不純物の混入などによっても変わりますが、蜂蜜には賞味期限が無くても良いくらいの保存力があると言われています。
8、二日酔いの予防や解消
蜂蜜に含まれる果糖が、肝臓内のアルコール分解を助けて、血中アルコール濃度を下げる効果が期待できます。蜂蜜に含まれるコリンやパンテン酸は、肝臓を強化する効果があると言われています。
蜂蜜は、お酒をたしなむ人には、強い味方になります。
9、整腸効果・便秘の改善
蜂蜜は、善玉菌の餌になり、ビフィズス菌などを増やす効果があると言われ、腸内環境も整える作用を持っているので、便秘の改善に期待できます。
腸内環境が整うと、肌にも良く、他にもいろいろな良いことがあります。
腸の働きに関しては、こちらにまとめてありますので、チェックしてみて下さい。
→■「腸内環境を整えるために知りたい、「第2の脳」と呼ばれる腸の7つの働き!!」
10、体を温める
蜂蜜には、体を温め、血行促進効果があると言われています。冷え性の改善にも良いと言われています。
砂糖は、体を冷やすので、同じ甘いものを食べるのなら、使い分けるのも良いでしょう。
11、ストレスや不眠の改善
疲れやストレスで不眠になっていたら、寝る前にスプーン1杯〜2杯の蜂蜜を摂ると、安眠に繋がると言われています。寝ている間に、脳内でセロトニンが作くられるのを促します。牛乳と一緒に摂るとさらに効果が上がると言われています。
セロトニンにより、生理前のイライラにも効果的と言われています。生理前に、甘い物が食べたくなる時は、蜂蜜を使うのも良いでしょう。
12、動脈硬化・高血圧の予防
蜂蜜に含まれるコリンは、血管を拡張させて血圧を下げたり、悪玉コレステロールが血管に沈着するのを防ぐ効果が期待できます。
蜂蜜に含まれるカリウムは、塩分を取り過ぎた場合の、高くなったナトリウムのバランスを整えるとされています。これによって、塩分取り過ぎによる高血圧の予防になり、動脈硬化の予防にもなると言われています。
蜂蜜の注意点
1、1歳未満の赤ちゃんには食べさせてはダメ!
1歳未満の赤ちゃんに蜂蜜を与える事を、日本の厚生労働省は禁止しています。
蜂蜜には、ポツリヌス菌の芽胞が混入していることがあるからです。ポツリヌス菌は、土や空気中などに広く分布していて、酸素の無いところで増え、熱では締め付けしないのが特徴です。
酸性に保たれていて、腸内細菌がしっかりしている大人の消化器官の中では発芽しませんが、まだ消化器官が発達していなかったり、腸内細菌が定着していない1歳未満の赤ちゃんでは、発芽しやすく、乳児ポツリヌス症を発症させる危険性があります。
2、糖質制限
蜂蜜は、その80%が糖分でできていますから、糖尿病などで糖質などの食事制限がある人は、用法用量は、医師に相談して確認しましょう。
蜂蜜の凄いところまとめ
いかがだったでしょうか。
何気なく子供の頃から馴染みがあって、だからといってそれほど積極的に食べようとはしないポジション?なイメージの蜂蜜。
実は、知る人ぞ知る、強い力を秘めた凄い食べ物だという事が分かったと思います。
蜂蜜にもいろいろな種類があります。その香りや味の違いを楽しむ事ができます。そして何より、効果の強さなども違います。
そして、トーストにサッと塗ったり、飲み物に溶かすなどして、とても手軽に摂れるのが、何よりの魅力でもあります。
これでまた1つ、普段のライフスタイルに強力なアイテムが仲間入りです。
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