ギーの簡単な作り方と使い方 グラスフェッドバター【Food Oil 】
ここでは無塩バターから作る手軽で簡単な『ギー』の作り方をご紹介します。
バターは、『グラスフェッドバター』をおススメします。牧草だけを食べて育てられた牛のミルクから作られた無塩バターです。
一般的なバターより、ビタミンA・D・Eや不飽和脂肪酸が豊富に含まれているのが特徴です。
牧草だけで育った牛の物ではないものも「グラスフェッドバター」と称して売られています。それぞれの考えや、コストを考えて選んで下さい。
1、適当な量の無塩バターを鍋に入れます。
どれくらいの量を作るかによりますが、あまりに少な過ぎると作りにくいです。家庭で使うなら、だいたい300g~450g程度の無塩バターを使うと良いと思います。
2、弱火で溶かします。
焦げないように、弱火でゆっくり少しずつ溶かします。
3、かき混ぜないように溶かします。
10分後には全部溶けているはずです。
そして、泡が出てきます。
沸騰してきたら、さらに弱火にする。上手く火加減が弱くならなかったら、鍋を火から離したり戻したりします。又は鍋と火の間にグリルパンなどを挟むのも良いようです。
弱い感じでフツフツしている状態で1時間ほど煮続けます。
4、かき混ぜないでさらに加熱します。
1時間ほどすると泡がモワモワしたアクの様になってきます。そしてアクの様なものをスプーンなどで取り除きます。
焦げないように、さらに1時間ほど煮続けます。
5、底に茶色っぽい沈殿物が見えてきたら火を止めます。
その頃には、アクの様なものもあまり出てこなくなります。やや色のついたアクのような上澄みをスプーンなどですくって取り除きます。底には、焦げ茶色っぽいものがある状態です。この茶色い焦げは乳清タンパクと乳糖です。
ここで火を止めるタイミングが遅れると、焦げやすくなりますので注意して下さい。
透き通った金色の液体ができて、甘い香りがします。
火からおろして10分ほど冷やします。
6、できた液体を濾す。
10分ほど冷ましたら、濾過します。
コーヒーフィルターを使うと濾過しやすいです。
ザルにキッチンペーパーなどを使うのも良いでしょう。後で洗いやすいものを使う方が洗うのが楽です。
7、濾してできたギーを保存する容器に入れる。
瓶がおススメです。ぜひ、お気に入りの容器に入れて下さい。
常温で1ヶ月ほど保存できます。
8、作るポイント
ゆっくりじっくり。
焦がさない。
かき混ぜ無い。
不純物を取り除く。
キレイなお気に入りの容器にいれる。
ギーの使い方
マヨネーズの代わりやマーガリンの代わり。炒め物など料理油として、いろいろな料理で使ってみて下さい。きっと、お気に入りの料理と出会えます。
トーストに塗って食べる
トーストに、ハチミツ・メイプルシロップ・ギー、いろいろバリエーションが増えて楽しめますね。
バターコーヒー
バターコーヒーダイエットという代名詞で注目されています。朝食の代わりに飲むというものです。
ギーホットミルク
ホットミルクにギーを混ぜます。寝る前に飲むと便秘解消や腸内環境に良い影響が期待できるようです。
よかったら、ターメリックを混ぜたものもお試しあれ。
紅茶に少し
紅茶に少し垂らします。ギーの甘みが柔らかい紅茶にしてくれます。砂糖やミルクやクリープの代わりに使ってみて下さい。
他にも、ドレッシングを作ったり、ヨーグルトに混ぜたりパンなどを作るのに使ったり、いろいろな使い方があります。
食べるだけではなくて、マッサージや皮膚のケアなどにも使われています。リップクリームの代わりにも良いですよ。
ギーは万能オイルとも呼ばれますが、本当にいろいろな使い方があります。
ギーの作り方使い方のまとめ
いかがでしたか?
ギーの作り方、時間はかかりますが意外と簡単ですね。でも、バターの価格は本物のグラスフェッドバターを使うと高いかもしれません。安価なバターを使うのであれば市販のギーを購入する方が良いとも考えられます。ご自分のライフスタイルや価値観にあったものを選びましょう。
市販されているギーの一つで、我が家ではコレを使っています。
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油は、体の調子に影響すると言われています。油の量を減らすだけではなく、良質の油に変えていくのもとても大切です。使い方は豊富ですので、楽しみながら変えていけますね。
🔗油と体(健康)の関係について
ココナッツオイルやオリーブオイルやオメガ3系オイルと合わせて、ギーも使ってみましょう。
オメガ3脂肪酸の良さは、こちらにまとめてありますので、チェックしてみてください。
→■「オメガ3脂肪酸をしっかり摂る必要がある6つの理由。」
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