カメリナオイルは、熱にも酸化にも強いオメガ3脂肪酸‼︎

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カメリナオイルは、熱にも酸化にも強いオメガ3脂肪酸‼︎

オメガ3脂肪酸のオイルは熱に弱く酸化も早く、なかなか摂取しにくいというのがよく聞く話ではないでしょうか。ところがオメガ3脂肪酸を多く含む油で、熱にも酸化にも強い油があるのです！

それは、『カメリナオイル』と呼ばれる油です。

あまり聞いた事がないこもしれませんが、最も理想的で健康的なオイルとして優れた性質を持っています。私達にとってとても良い事がいっぱいありますから、カメリナオイルとはどういうものなのかをご紹介します。

Contents

1 カメリナオイルの原料と歴史
2 カメリナオイルは加熱と酸化に強い
3 カメリナオイルは脂肪酸バランスが良い
4 「陸の魚油」といわれるカメリナオイル
5 植物ステロールとレシチン
6 カメリナオイルまとめ

カメリナオイルの原料と歴史

カメリナオイルは、「カメリナサティバ」というアブラナ科の植物が原料です。カナダの極寒の地が主な産地になります。

聞き慣れない名前ですが、和名は｢ナガミノノアマナズナ」といいます。やっぱり聞き慣れないかもしれませんが、別名で「ドイツのゴマ」とも呼ばれています。3000年前のギリシャでも使われていたと言われていて、20世紀中頃までは食用油としやランプの油として使われていました。

その後、科学溶剤添加により簡単に安く油の製造が可能になると菜種油などが主流となり、カメリナオイルは忘れられていく事になります。そして最近、食用油が健康やダイエットへの影響があるとして見直される中、カメリナオイルもまた見直され注目されています。亜麻仁油やオリーブオイルにかわる次世代オイルといわれているのです。

最近では、北海道で国産のカメリナオイルを作ろうと頑張ってらっしゃる方もいます。

カメリナオイルは加熱と酸化に強い

150℃で30分加熱してもオメガ3脂肪酸が0.4%sしか壊れない、という検査結果が報告されています。それに加え加熱に強いオメガ9脂肪酸も35%近く含まれていることもあり、加熱に強いといえます。

酸化に強いのは、天然抗酸化成分であるビタミンEが豊富に含まれていることが理由の１つです。オリーブオイルの約5倍もあります。カメリナサティバが、寒冷地に生息する生命力の強い植物だということも関係しているようです。他にも、ポリフェノールやカロテノイドといった抗酸化物質が含まれています。そのおかげで、開封後も、暗所常温保存ができ、数ヶ月〜2年近くも保存できます。

カメリナオイルは脂肪酸バランスが良い

オメガ3オイルでありながら加熱に強くて保存が効くだけでも驚きなのですが、それ以外にも素晴らしい要素がいっぱいあるようです。

《含有脂肪酸のバランス》
オメガ3：オメガ6：オメガ9
＝2：1：2
というバランスです。

良い油としてオリーブオイルが挙げられますが、オメガ9脂肪酸（悪玉コレステロールを減らしてくれると言われていますね）が主な含有脂肪酸でオメガ3脂肪酸はあまり摂れません。他に比べカメリナオイルは、とても脂肪酸バランスが良いことがわかります。

「陸の魚油」といわれるカメリナオイル

カメリナオイルのオメガ3脂肪酸であるαリノレン酸の1部は、青魚などに多く含まれているDHAやEPAに変換されます。

カメリナオイルのオメガ9脂肪酸はオレイン酸とイコセン酸です。イコセン酸は、サンマなどの魚に多く含まれる脂肪酸で、植物油に含まれているのは珍しいそうです。海洋汚染が進み、魚への汚染も心配されている昨今。カメリナオイルは、魚に置き換えることができる植物油とういうことで、「陸の魚油」として注目されています。