いつも前向きに頑張っているあなた。
リスクをとってチャレンジし続けているあなた。
でも、思うような結果が出ていないと思っているあなた。
「なんでこんなに行動して、時間もお金も使っているのに思ったように結果が出ないんだろう?」
「まず一歩踏み出して行動してください!」という言葉を信じて、いろいろなことに時間とお金を使って行動してるのに、なんだかうまくいっていない・・・と感じて不安になって、自信まで失っていったりしますよね。
それには原因があります。その原因ろ思われることをお伝えしていきます。心の雲が晴れるきっかけになるかもです。
チャレンジャー体質の人が失敗しやすい理由・盲点 1 選 【マインド】
もちろん、原因は1つではないですし、いろいろな事ありますが、1つ挙げるとすると「ホメオスタシス」と呼ばれるものです。言い換えると、リスクの恒常性・現状維持です。
どういう事?ですよね。
人は、自分の持つリスク許容度を満たしたくなってしまうという事なのですが、分かりにくいですよね・・・。
それではまず、車の運転を例の1つとして挙げてみましょう。
車の運転とリスクホメオスタシス
暗い夜、街灯も無く、初めて走る道、しかも雨が激しく降っている。そんな中あなたは、車を走らせる。
何キロくらいで走りますか?
それでは、
明るく、見晴らしが良く、車もほとんど走っていない見慣れた広い道。
何キロくらいで走りますか?
きっと、最初の方の道では、スピードをだいぶ落として走る人が多いと思います。
でも、明るい道の方は、安全運転すべきとわかっていても、必要以上にスピードを上げて走ってしまう事があるのではないでしょうか。特に、それだけ気を張って運転していた後に、障害の少ない環境での運転になったら、そのギャップも相まって、余計に飛ばしてしまいそうです。
個人差はありますが、調子が良かったり障害が少ない状態になると、なぜか、不必要にリスクをとる行動に出てしまいがちです。このような性質が、リスクホメオスタシスです。
自分の持つリスク許容度を満たそうとしてしまいます。
車の免許を取得してから車の運転に慣れてくるタイミングは、事故に遭いやすくなるタイミングです。これも同じですね。
リスクを恐れて消極的になれ、という意味ではありません。あなたが、とろうとしているリスクがどの様なリスクなのかを解かった上で行動してもらいたいのです。
もう少し具体的な例を2つ挙げてみますので、参考にして下さい。
チャレンジャーの失敗例
株やFXトレード
どの分野でも同じなのですが、投資という分野はリスクホメオスタシスの様な人間の持つ本能的な性質が分かりやすく作用しやすいので、例の代表として先にご紹介します。株やFXをやっていたりやっていた方なら、ほぼ全員と言って良いほど、あるあるな話です。
株やFXのトレードを一生懸命勉強して、やっと勝てる様になってきたとします。
それは、本質が分かってきたというよりは、勝てる手法が1つ身についてきた、という状況の事が多いでしょう。
そこで、その勝てる手法だけを徹底してやり続けて、完全に自分のものにすれば良くて、後は資金管理と投資額次第なのだし、手法を増やしたりさらに学びたかったら、そこがしっかり自分のものになってから次のやり方を取りに行けば良いのに、ついやってしまうのがそれです。
まだ、1つのやり方でさえ不安定なのに、ちょっと勝てる様になってくると、他のやり方をやりだしたり、難しいトレードに挑戦しだすことが多いのです。
そして、崩れていきます。
何だか気分も知識も曖昧で、曖昧だからこそいろいろなものに目がいき、そしてまたチャレンジャして、訳がわからなくなっていきます。
そして、結果が出ていないのに、やった気になって、どんどん空回りする事になります。「迷宮入りしちゃったねww」と、言われるやつです。
まさに、リスクホメオスタシスをきっかけとした良い例です。
次から次へとチャレンジしている様に感じてしまいますが、違います。ちょっと上手くいくと、その分、新たなリスクを取りたくなっているだけです。一つの事をきっちりやることで、自然と横に広がっていくのが良いのです。それを忘れないようにしましょう。
では続いては、多くの人が経験している、受験や試験勉強での場合も見てみましょう。
試験勉強と参考書
投資の例がピンとこない人に、ちょっと形は違いますが、試験勉強や参考書の使い方を例にしてみます。
試験勉強をする時に、過去問集や参考書をあれもこれ買ってきてやった気になったりしていませんか?
リスクに感じないかもしれませんが、一冊の参考書を一通りやって、ちょっと成長したと思って、他の問題解いてみたい!という気持ちで。すぐにお金を出してでも新しい参考書を買ってきていませんか?
まずは、数ある参考書や過去問集の中から自分に合うものを探して、その一冊を徹底的にやり込む必要があります。その一冊を全部すらすらと答える事ができたら、初めて次の参考書や過去問集を選びます。
とても単純な事ですが、なかなかこれができる人が少ないのです。
「行動量は質を凌駕する」と言われますが、あれもこれもやるという意味の行動量ではなく、基準値を高く持ってきっちり自分のものにするための行動量です。例えば、まずは1冊の教科書や過去問集などをきっちりと自分のものにするための圧倒的な数稽古の事です。
当然ですが、より強い自信にもつながります。
自信を持てない、と悩んでいるのであれば、これをやってみて下さい。
リスクホメオスタシスまとめ
運転免許をとってから車の運転に慣れてくる頃は、事故に遭いやすくなる頃です。
最初は、気を付けて運転していても、慣れてくると調子に乗ってリスクを取り出すのです。これは、チャレンジャーではありません。
ちょっと上手くいくと、すぐに新しい事にチャレンジしてしまうという自分がいる事を知っておいて下さい。自分の事を、チャレンジャーだと思っているけど、なかなか結果が出ない人は、それが本当のチャレンジ・挑戦なのか、考えてみましょう。
チャレンジというと、響きは良いですが、それは自分の欲求を満たす為だけのものかもしれません。
本当のチャレンジャーは、明確な目標を持って、それに向かって、固定観念に囚われずに恐れずに、一歩踏み出す人です。
発想と気持ちは大胆にリスクをとってチャレンジ‼︎
固定概念に囚われないように‼︎
ただ…
行動は、目標を決めて、行動を逆算して、1つづつ徹底してやっていく事が大切です。
上手く行きだした時こそ、最新の注意を払って、さらに深く落とし込む事が大切だという事がわかりますね。そして自信を確固たるものにして、さらに挑戦していくのです。
人間の持つ、ホメオタシスという性質については、こちらも参考にして下さい。
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