現状認識ってとても大切なんですけど、漠然とやっているもののこれといってちゃんと考えた事無い人が多いんじゃないかなぁ。そう言う自分も最近までちゃんと考えた事無かったです。
例えば失敗したり問題が起きたときの現状認識
また新幹線乗り間違えちゃったこと引き合いにだします。あの時は、まず今どの地点にいて次の駅はどこなのか、その駅に降りて乗り換えてからのルートは、を確認しました。その後、大体何時に目的地に着くことになるのかやここで間違えたことを乗車員に伝えておいた方が良いかなどを考えて確認しました。
そして、その現状認識とそれに対する対処法を考えてから動き出しました。それでも、駅員さんとのやりとりや、乗り換え駅をミスしたりといろいろと問題にぶつかりながらその都度即断(乗り換えをタイトにしないと約束の時間に間に合わなくなるし、できるだけ早く目的地に着きたかったので)しながらなんとかズレてしまった時間を調整して約束の時間に間に合わせる事ができした。これは、最初にある程度のロードマップ(大袈裟ですね、笑笑)を描いておいたから、問題にぶつかったときに即断できたのだと思います。即断できなかったら、1本か2本分電車に乗り遅れたりして約束の時間には間に合わなかったと思います。
まあ・・・、「ごめん!新幹線乗り間違えて、時間に間に合いそうにない~」と伝えて、慌てずにゆっくり移動するのもひとつではあるんですけどね。ここでのテーマは「現状認識」なのでその辺は横に置いておきます。
営業戦略や仕入れなどのための現状認識
ビジネスでは、経営方針や営業戦略や商品開発や仕入れのことを決める時にも現状認識をします。世界情勢・国策・イノベーションや他社動向などを常にチェックをする。そして数字もほとんどはこの現状認識のために使うともいえます。
値段・売り上げ・利益・利益率や給料などなど、あらゆる数字のデータがあります。このデータを使って現状認識をすることができます。といいますか、現状認識のためにデータをとるといっても良いぐらいでしょう。だからこそ、インチキしたり・数字合わせをしたり・辻褄を合わせたりして評価(現状認識)をコントロールするということが起きたりします。でも、それでは正しい現状認識はできません。それでもこれは、どの立場の人でもやってしまいがちな行動です。それによって、いろいろなことをコントロールできるからです。それだけ影響力があるのだという事ですね。
せめて、自分の行動や方向性を決めるためのデータは作為のないデータを自分で手に入れたいですね。自分でデータをとるというのは以外とやる人少ないですが、自分でやってみるといろいろなことが見えてきたり、数字(データ)が何を表しているのかをより深く知ることができます。
スポーツ・音楽
スポーツで考えても、アスリートの体作りなども常に体の状態を確認しながら試合に向けて体作りをしていきます。試合も個人もチームでも、選手の能力や特徴・戦歴などの現状認識をした上でメンバーやポジションを考えたり試合の戦略を決めます。
試合中も、選手それぞれが自分の身体の状態や相手の状態などや、ピッチやリングなどの自分の立つフィールドの状態などを現状認識しながら進めていきます。それはより直感的なものになりますが、現状認識は常に体で感じながら無意識に修正しながら動けるようにトレーニングしたり練習をします。
どんなスポーツでも同じですが、野球のバッティングやピッチング、ボクシングなどの格闘技などをイメージすると分かりやすいのではないでしょうか。
音楽でも、楽器を演奏するときなどは独唱でも独奏でも合奏でも同じです。体や喉や楽器のコンディションを感覚的に認識していますし、合奏の時は自分以外の人の音を聞きながら自分の音の位置や強さや意味を現状認識しながら感覚的に音を出していきます。
現状認識のまとめ
やはり常に現状認識はなにをやるにしても基本のようです。基礎でありキャンバスであり、まずそれありきという性質のもののようです。後回しにしたり、疎かにするものではないですね。
特に迷った時や上手くいかないときには、新しい手法ややり方に飛びついたり責任追及する前に落ちついてちゃんとした現状認識をしたいものです。
常に現状認識しながら、長期中期短期と歩いて行く方向を更新しながら行動していけると良いですね。
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