マイナス思考をしてはダメなの?プラス思考じゃないとダメなの?
そんなことない、マイナス思考はプラス思考の素になるから、ダメなものじゃないという事を伝えたい。
人によって、マイナス思考やプラス思考についての捉え方や考え方は違うものです。自分以外の人の考えは分からないので、自分の事を書いてみます。それによって救われたり、何かのヒントや気付きになれば嬉しいです。
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マイナス思考はダメ?
僕は、どうしても悪いイメージが心の中に出てきてしまいます。それは、自分を不安にさせたり恐怖感を生み出します。僕は、自分に対してのマイナス思考があって、イケイケドンドンタイプでは無いわけです。
今までは、そのマイナスイメージをしてしまう自分はダメな人間だという思いと、それでは上手くいかないだろうといった不安と戦うことが多くありました。
なぜなのか分らなかったのですが最近学びました。そしてその理由が私なりに分かりました。それは、弱気な事を言ったりした時に・・・
「そんな事考えるからダメなんだよ」
「プラス思考しかしちゃダメだよ」
「そんな弱気ではダメだ」
「もっと精神力を鍛えなさい」
といった教えやアドバイスを子供の頃からの受け続けてきた事が影響しているのだという事を。
そういうアドバイスを言える人は、そういったイメージ自体出てきにくいとか、成功イメージを強くイメージする事を努力していたりしている人。もしくは、ちゃんと克服できている人なのかもしれませんし、ただの癖や誰かの受け売りで無意識に言ってしまっている人もいるかもしれません。
そしてそれを僕は、「見ないようにする」とか「プラス思考のイメージを上塗りする」といったやり方だと感じていました。でもなかなかその悪いイメージや感情を無視したり、良いイメージを上塗りするのは難しかったんです。観ないようにしようとすればするほど観てしまう。といった状態になってしまいます。
そしていろいろ試してみた現在、逃げるより向き合った方が心が落ち着くことに気がつきました。そう思っていたけど自信がなかったのが、やっぱりそうだなと思えるようになった、という感じです。
マイナス思考はない方が当然に楽ですが、マイナス思考自体をダメだと決めつけなくてよい事ははっきりと分ります。
マイナス思考はプラス思考の素
私は、「マイナス思考はエネルギーの源泉」になる事で「自分をマイナスに引っ張る」要素ではない事に気付きました。マイナス思考で出てきたイメージを否定したり目を背けたりするのではなく、そうならないようにやるべき事を考えるネタにします。マイナスのイメージをしてしまったら、それを乗り越える事で足元をガッチリ固めて進めるので、結果的にそれは強い土台になりプラス思考に繋がるのだと思います。
それによって、本番の時や重要な時やチャンスの時に勝負強くなるのだと感じていて、実際に本番とかの前にマイナスイメージが頭に浮かんでも動揺したり不安になりにくくなりました。
それは、「想定の範囲内」を広げて、これくらいの範囲に飛んできた球ならなんとか取れる!という結果に繋がったり(飛んで来た時に落ち着いてプレイできるから)、嫌な事を言われた時や試合中に追い込まれた時に落ち着いて対応できたりする事になります。
だから、「マイナス思考」は私にとっては必要なものです。
それに、マイナス思考が恐怖や不安から生まれるのかその逆なのかは分りませんが、恐怖や痛みは生きていく上で必要だと言われているのは知っている人が多いのではないでしょうか。だから、必要以上に嫌ったり邪険にしないでちゃんと受け止めることができると良いと思います。
なぜマイナス思考が嫌われるのか
マイナス思考で一番良くないのは、暗い顔になってしまっていたりネガティブな言葉を使ったりしゃべり方になったりして、自分のコンディションを下げてしまうことです。
これは、周りの人達に嫌な思いをさせたり、マイナス思考の感情に引っ張られそうに感じさせたりしてしまって、自分自身の評価も下げてしまいますし、そういうときに起きた出来事に対するものの捉え方が悪くなってしまいます。
そのように、その気分に飲み込まれてしまったり条件反射が身についてしまったりすることでどんどん現実的にも悪い結果に結びつきやすくなります。簡単な話、そんな雰囲気をまき散らしている人から進められた物は買いたくないし、合うのも控えたくなってしまうというものです。単純に嫌われがちなので、誰もが「マイナス思考=嫌なもの」と感じてしまうので、マイナス思考なことを言うだけで否定されてしまう事になります。
そう考えると、マイナス思考が心に浮かんでも動揺せずにできるだけ冷静に考えて、表に態度で表しすぎないようにしたいものです。実際にピンチの時などにも同じような場面になりがちですが、そういう場合でも、映画の主人公がピンチや逆境の時にユーモアのある軽口をたたいているような感じで佇んでいたいものです。
マイナス思考の注意点
マイナス思考が悪く作用してしまう事がないと言っているわけではありません。マイナスイメージが出て来た時に、不安とか恐怖といった感情に飲み込まれないようには気を付ける必要がありますが、その大きさによっては逃げるのも必要だと思います。
自分の力の及ばない事象などのマイナスイメージをしてしまう事があります。こればかりは克服するイメージややるべき事はなかなか出て来ません。そういった克服できそうもないようなタイプのマイナスイメージが出て来た場合は、ワイパーの様なものでサッと流してしまうイメージをして、とりあえず後悔の無いように生きしか無いな〜と思う様にしています。私は、それが「さて、やりますか〜」といったやる気スイッチになるようになっています。(やる気スイッチにならない時は寝ます。笑笑)
マイナス思考とプラス思考は同じ線の上
マイナス思考とプラス思考は、同じ線の上にあって同じ方向を向いていると捉えています。引っ張り合って戦っているわけではありません。
マイナスイメージで浮かんだ事に対してクリアすべき事をやるし、プラスイメージで浮かんだ事に対してやるべき事を見つけておく事で、結果的に全部プラスの方に働いて行くものだと捉えています。
ただ、嫌いな人や嫌な思い出などに心が囚われて、ずーっとそれを思い続ける事で恨みや怨念の様な感情を大きく育ててしまうといった種類のマイナス思考は出来るだけ早く手放しましょう。手放すタイミングは、その悔しさの様な感情を自分の行動エネルギーに変換したところです。その後は、使わないのがベストです。エネルギー源として手っ取り早いのですが諸刃の劔である事を認識しておきましょう。
それと、人の悪い所ばっかり見つけて上げ足をとるといったマイナス思考も、自分の事をプラスに持っていく上で時間の無駄だし、悪い影響は有っても良い影響は殆ど無いので必要ありません。
役割やタイミングでのマイナス思考のバランス
マイナス思考とプラス思考はどちらが良い悪いという事ではなく、性質が違うだけでどちらも必要なものだと考えます。
例えば、
《ポジションでの違い》
イケイケの営業マン・お世話役の現場監督・法規やアイデアを調整できる設計士・お金の出入りに目を光らす経理とではマイナス思考とプラス思考の必要バランスは違うでしょう。
《タイミングでの違い》
新しい事業を始める時も、最初からあまりマイナス思考ばかりでは前に進みません。まずはやってみて、問題を前もって潰す為にマイナス思考を発揮して、それを予防したり解決しながらより良くより強く洗練させて行く。そうのように、フェーズによって変わってきます。
よく、「拒否するのではなく受け入れる」といった事を耳にする事がありますが、支配的で搾取する側の理論に感じてイマイチ嫌な感じを持っていたんですが、この「マイナス思考やマイナスイメージ」については、その考え方は適用できそうだと思います。
プラス思考とマイナス思考のまとめ
マイナス思考とプラス思考は言葉そのまま表裏一体で、どちらもそのまま足しも引きもせづに感じれば良い物なのでしょう。
簡単に表現すると。弱音を吐くのも愚痴をいうのも全然良いけど、その弱音や不満に飲み込まれず責任転嫁背をせづに、その弱音や不満の中から改善点を見つけて改善と鍛錬を繰り返していけば、それはプラスに働いていくという事です。
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