スパイス -Spices-

日々の生活にスパイスを⑥・チリ(唐辛子)の特徴と使い方、効能6選

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今回のスパイスは「チリ」です。日本でいえは唐辛子ですね。辛いもの好きの人達にはなくてはならない?くらい身近なものではないでしょうか。

使うと辛くなる。という認識で充分では?とも思わなくもないですが、もう少し掘り下げてチリの事を見てみましょう。

日々の生活にスパイスを⑥・チリ(唐辛子)の特徴と使い方、効能6選

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チリの特徴

チリの特徴としては、口の中がグワッと暑くなるような「辛さ」というのが真っ先にありますが、その他の点もチェックしてみましょう。

チリは、英語では「チリ・ペッパー」「レッド・ペッパー」「カプシカム・ペッパー」などと呼ばれたりします。ペッパー?胡椒?と、混乱してしまいそうですが、胡椒とは関係ありません。
15世紀ごろ、インドの胡椒を目指していたコロンブスが、カリブ海の西インド諸島をインドだと勘違いした有名な話がありますが、そこで見つけた唐辛子を胡椒(ペッパー)と間違えてしまったことが、名前の由来だとされています。(胡椒が高価だったこともあり、確信犯?とも囁かれているようです。)
胡椒(ペッパー)について
ちなみに、唐辛子の原産地は中南米で、メキシコなどでは9000年も前から栽培されているとも言われています。

インドに伝わったのは16世紀頃とされています。日本には、1542年にポルトガル人から伝わったという説が有力なようです(豊臣秀吉の朝鮮出兵がきっかけだという説も有力なようです)。日本では、伝わった当時は毒薬や凍傷予防薬や観賞用として用いられていたとされています。

イタリアでは、peperoncino(ペペロンチーノ)と呼ばれています。ハンガリーでは「paprika(パプリカ)」、フランスでは「Piment(ピマン)」と呼ばれているようで、ちょっと紛らわしいかもしれませんね。日本語でいうピーマンは、フランス語では「poivron(ポワブロン)」と言います。

大雑把にいうと、日本で言うピーマンやパプリカは、唐辛子の辛味がない種類で、唐辛子の仲間です。

商品として売られているチリは、内容物が製造メーカーによっても、商品によっても変わってきます。例えば、あるメーカーの「チリーペッパー」と「レッドペッパー」では唐辛子の細かさが違っていて、レッドペッパーの方が粗めです。さらに、「チリーペッパー」は、乾燥した赤唐辛子のみ。「レッドペッパー」には、焙煎した赤唐辛子も混ぜて、香ばしい香りを特徴にしていたりします。「チリパウダー」には、パプリカ・クミン・オレガノなどなど、唐辛子以外のものもミックスしてあるようです。

「カイエンペッパー」と呼ばれるものもありますが、10種類以上ある唐辛子の1つがカイエンです。他にも、ハバネロなどもその1つです。


チリ(唐辛子)の効能

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唐辛子の辛さの成分には、主に5種類ありますが、その中でも「カプサイシン」「ジヒドロカプサイシン」の2つその5種類の成分の約90%をしめます。カプサイシン類は熱に強いので、加熱調理してもその成分に変化は少ないようです。この「カプサイシン」こそが、チリ(唐辛子)のパワーの源といっても過言ではないでしょう。
カプサイシンについて
辛味成分以外にも、ビタミンCやβカロテンやビタミンEも多く含まれています。乾燥させた唐辛子は、ビタミンCこそほとんどなくなってしまいますが、他のビタミンやミネラルなどは増えています。(五訂日本食品標準成分参照)

1、血行促進

カプサイシンは、血行促進作用があります。血行が良いというのは、冷え性の改善や、体中に栄養を運んでくれるなど、体には良いことが多いと言えるでしょう。

2、体温上昇・発汗作用・脂肪燃焼

唐辛子のイメージ通り、体温を上げたり、汗を出す作用があります。それによって、脂肪の燃焼もしやすくなるのでダイエットに一役かってくれそうです。

メキシコやタイなどの暑い地域では発汗を促し体温調節したりするため、韓国や日本など寒い地域では体を温めたり発汗を促し汗腺を開かせるため、というように発汗などによる体温調節が目的の一つとして、料理などに使われるようになったともいわれています。

夏バテ対策にも良い効果が期待できます。

3、食欲増進

唾液や胃液の分泌を促進したり胃を刺激したり、消化不良の改善に良いとされ、食欲を増進する効果があるといわれています。
胃炎や膀胱炎、神経痛などの改善にも期待されています。

カプサイシンには、アドレナリンなどのホルモン分泌の促進効果もあり、上記の血行促進や、気分的にも食欲増進、新陳代謝なども活発になる、などの効果に繋がるといわれています。

4、間接的な減塩効果

辛味がある事で、塩っ気が少なくても味が薄く感じにくいことが多いようです。それによって、塩分を抑えた料理を作るのにも役立つといわれています。

5、殺菌作用・防虫効果

特に暑い地域で使われるのには、原産地のイメージもありますが、殺菌作用により食中毒を防ぐために料理に使われている側面があるようです。

防虫効果もあることから、食物の保存に使われたりもします。

6、美容効果

これは、スパイスとしてというより唐辛子そのものの辛味成分と、カプサイシン以外にも含まれるビタミンCやビタミンEやA、βカロテンなどとの効果が相乗的です。生の唐辛子はビタミンCも豊富ですし、乾燥させたものもビタミンCこそほとんどなくなっていますが、他のビタミンやミネラルは増加しています。

辛味成分による、血色の良さ・新陳代謝促進、脂肪燃焼や脂肪の蓄積の抑制、ビタミンなどによる肌荒れ予防や肌の艶を良くする効果などが美容効果としても期待できます。


チリ(唐辛子)注意点

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人によって辛味への耐性は違いますが、摂取し過ぎると、体内の粘膜が傷付きやすく胃腸の荒れに繋がります。咳や息切れの原因にもなると言われています。
それによって、下痢や逆流性食道炎、排尿障害の原因になるとされています。
摂り過ぎには気を付けましょう。

辛くて困ったら、水も良いですが、牛乳ヨーグルトアイスクリームなどを口に含んだり食べると良いです。

唐辛子を手で触った後に、そのままその手で目を擦ったりすると、目が痛くなったり目が開かなくなったりする事があるので、注意が必要です。


チリ(唐辛子)の使い方

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料理を劇的に辛くするにはもってこいです。もちろん、バランス良く使えば料理にコクを与え、味まで見違えるように変化することがあります。
唐辛子は、種の周りやヘタの部分にカプサイシンが多く含まれています。辛味を抑えたければ、その付近をなるべく使わないというのも1つです。

チリソース
簡単チリソースは、ケチャップにチリパウダー(パプリカやクミンなどがブレンドしてある)を混ぜると、なかなか本格的な簡単チリソースができあがります。

カレー
カレーをスパイスから作るときにも使われます。もちろん辛味を出すのですが、不思議と味にもコクが出ます。

チリビーンズ・チリコンカン
カレーは、どちらかというとターメリックやガラムマサラやクミンのイメージが強いですが、チリビーンズは、名前にチリと付いてるだけあってチリが主役です。

チリビーンズには、チリパウダーを使うのが主です。チリビーンズとチリコンカンはほぼ同じものを指しています。アメリカでの呼び方がチリビーンズ、スペイン語でチリコンカンといったところです。

玉ねぎとニンニクのみじん切りなどを炒めて下ごしらえ(カレーなどにも当てはまります)、そして煮た豆、チリパウダー、トマトや野菜類、挽肉などの肉類などを具にして、好みで他のスパイスを加えて煮込みます。いろいろなバリエーションがありますので、カレーとは少し違った感じで楽しめます。個人差はありますが、カレーは東南アジアなイメージや味ですが、チリビーンズはアメリカンな感じや味がします。

他にも、チゲ鍋キムチなど様々な料理に使われます。チャーハンなどに少しかけると味が変化して美味しいです。ぜひ、いろいろと試してみてください。

チリ(唐辛子)の使い方番外編

唐辛子は、スパイスの1つではありますがその枠に収まりません。

防虫剤
防虫作用を持っていて、よく米びつの中に乾燥した唐辛子を入れたりすることで、虫がわくのを防止するのに使われたりします。

入浴剤
カプサイシンの配合された入浴剤があるように、カプサイシンは代謝を促し体を芯から温めてくれることでしょう。

催涙スプレー
先にも少し触れましたが、唐辛子を触った手で目を擦ったりすると痛いです。粘膜に刺激がきます。

その効果を利用して、催涙スプレーなどにも使われたりします。なかなか刺激的ですね!


チリ(唐辛子)のまとめ

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いかがでしたか?

スパイスとしてのチリですが、チリペッパーから他のスパイスがブレンドしてあるチリパウダー、日本では七味唐辛子。ホールのままの唐辛子もパスタのペペロンチーノなどでは大活躍。乾燥してない生の唐辛子ですら、スパイスと同じような役割で使えてしまう生粋のスパイス!!(スパイスの定義はちょっと横に・・・)
それだけスパイスというもののイメージが「辛い」とか「刺激的」というイメージだからそう感じるのかもしれませんね。ちょっとスパイスという枠からははみ出るかもしれませんが、チリ(唐辛子)は、すごく刺激的でHOTです。

この強烈な個性を上手に使って、毎日の生活に良い刺激を演出して楽しめると良いですね!


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