「今を行動の基軸にすると今は過去になるし、未来を行動基軸にすると未来が今になる。」
のではないかな?と気が付いた。気が付いたというか疑問を思い付いた。未来といっても、10秒先も明日も3年後も未来だ。だから、未来のためにに今やっていることが今となって戻ってくる。そんな感覚にふと気が付いた。なかなかおもしろい感覚だと思う。
ちょっと勝手な解説をします。分かりにくいかもしれませんがぜひ想像してみて下さい。
川を例にしてみます
今自分が居るところから川上が未来で川下が過去として。川上の方が良い環境になる様にしたり川上に向かって良いと思う物を投げる。するとそれは川上から流れてくるから「今」ここでそれをキャッチできる。
もうちょっと違う言い方にすると、上流に向かってボールを投げたらボールが上流から流れてくる間に変化して流れてきたり色々とくっついて流れてくる。それをキャッチするなどうかを見極めてキャッチする。そして、それをまた上流に向かって投げたり違う物を投げて、流れてきたものを見極めてキャッチする。そういったイメージです。
これって不思議で、未来に向かって(上流にむかって)投げるから「今この場所」に流れてくるんだけど、流れてきた時点でその上流は「過去」になるということでもあるんです、そして下流は未来になる。だから上流の環境を整えておくと「過去も未来もそして今も」どんどん良くなっていく可能性が高くなるんだと思う。
上流に向かって投げないと、自分の足元に置いたらすぐに下流へと流れていっていってしまいます。キャッチするチャンスすらないような事になりかねません。それは、今だけのために投げたボールは受け取れない可能性が高くなるといえます。
今この瞬間は次の瞬間は過去になっている。という事は、誰でも常に大なり小なり全ては未来に向かって行動している。だからその行動の質を考えるなら、単純な話未来や将来をもっと意識した方がより良くなって行くという事になるのではないかな。今、目の前の事しか見なかったり今やる事だけで終わらせてしまうと、将来に向かっての対策や投資が減るからどんどんジリ貧になってくる。そうなると、目の前の事で手一杯になってきてより一層将来に目が体が向かなくなる。そういうスパイラルに入ってしまいやすいのではないかな。
「未来」に向かって時間や行動やお金を使えば、「今」その成果を受け取れる。その行動の内容によってはその成果が変わる。更に、川上から長い時間をかけてきたものほど大きくなって目の前に来るように思う。時間が大きな価値を生み出してくれる1つの例ともいえる。即物的な物には大きなレバレッジは掛けにくいという事だろう。
「今」やる事の大切な一つとしてあるのは、今までやってきた事から生まれた成果をちゃんと刈り取る・掴むという事。過去に流れていってしまう前にちゃんとキャッチするわけです。
そしてまた「未来」に向かって何をするのかを考えて、行動する。その行動は「今」やるのが良い。だから、行動は「今」からすぐにした方が良いし成果をキャッチするのは「今」だろうけど、その「今」する行動は「未来・将来」に向いていた方が良い。
そういう事だろうと思う。
良い感じの例えを思いついたので加筆します
農業に例えると分かりやすいと思う。種を蒔いたら、育てる、実ったら収穫する、次の収穫のために畑を整えたり次の種や苗を残したり調整する。種は蒔くのにタイミングは必要だけど、それをやらないと未来にその野菜や実は実らない。どこからか奪ってくるしかない。種を蒔くのが未来への行動。そして育てるための行動やその種まきも収穫も、その時その時には目の前にある今。でも「種を蒔く」という未来に向かった行動があるから、今目の前の行動をちゃんとしていくことが自然と未来に繋がる。
書き必要ないのかもしれませんが、今目の前にあることを一生懸命やるというのを否定しているわけではありませんよ。収穫を思いっきり楽しめば良いし、実の中には種がある事が多いので、食べた後はちゃんと種まきをすれば良いし、畑(自分の環境や自分自身)を耕したり遊んだり食べたりを「今」するという事です。「今さえよければ良い」ではないという事です。
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